
PROJECT







株式会社マツオカコーポレーション(以下マツオカ)は、広島県福山市に本社をもつ国内有数のアパレルOEM企業です。
アジア5カ国に工場を持ち、年間約5000万枚を超える洋服を縫製。メンズ・レディースのカジュアルウェアをはじめ、インナーウェアやワーキングウェアなど、国内外アパレルブランドの生産を担っています。
マツオカは、企業価値のさらなる向上を図るべく、コーポレートブランドをリニューアルすることとなり、再定義からスローガン開発、ビジュアルアイデンティティ構築、社内外への浸透施策までを一貫してブラビスが並走しました。




今回のプロジェクトでは、外部に想いを伝えていくのはもちろんのこと、日本本社だけではなく、中国、ミャンマー、バングラデシュ、ベトナム、インドネシアの工場で働く従業員のひとり一人が、マツオカの未来に希望を持ち、会社への誇りを再確認できる状態を目指しました。
プロジェクトは、社長をはじめ、日本本社の役員、海外工場のトップなど経営層へのインタビューからスタート。
競合他社に先駆け海外へと進出してきた背景や、インフラが十分に整っていない地域に工場を設立し、そこに暮らす人々の仕事を作り、ひいては街を、その地域の景色を作ってきたお話を伺いました。
その中で私たちが最も大切だと感じたマツオカならではの想いは、創業以来一貫して大切にしてきた「服を着る人も作る人も幸せになる社会をつくる」というメッセージでした。
その想いを軸に、約10名のブランドコンサルタントやコピーライターがコーポレートスローガンの開発を実施。
30案ほどの提案の中から選ばれたのは、「できる、を創る。」というコピーです。
マツオカは、服づくりを通じてお客様の“できる”を支えていること。良い服をつくり届けることで生活者の“できる”を増やし、暮らしに輝きをもたらしていること。そして、社員一人ひとりが自ら考え行動し、“できること”を広げていく企業であること。それらの想いをこの短い言葉の中に込めています。
さらに、「Making the Future Possible」という英文コピーも開発し、国内のみならず、海外のクライアントや従業員にも同じ想いが伝わるようにしました。
コーポレートスローガンの決定後、国内と海外の現状ロゴマークの使用状況を調査しながら、開発時や使用時における注意点などを丁寧に洗い出し、コーポレートロゴの開発を実施。
新たなコーポレートロゴは、4つのブロックで“M”を構成したデザインが採用されました。世界各地で活躍する多様な人材が、個性や強みを発揮しながら、マツオカの「M」を形作っていく様子を表現。右側の縦ラインは、あえて短く未完成の形状とすることで、これからも成長と進化を続け、完成を目指して挑戦し続ける企業でありたいという意志を表しています。コーポレートカラーには、誠実さを象徴する「クオリティブルー」と、創造性と挑戦を表す「クリエイティブブルー」を採用し、造形の中央に輝くクリエイティブブルーは、変化を恐れず常に新しい可能性を追い続けるマツオカのDNAを描いています。
ロゴに加え、中央の造形を使ったサブグラフィック「MATSUOKA INNOVATIVE LINE」も開発。常にチャレンジスピリットを抱き、新しいことに取り組むマツオカの姿勢を伝える象徴として、名刺や封筒、会社案内など様々な場所で使用され、ブランドイメージに広がりを持たせています。
さらに、新たなコーポレートスローガンとロゴを用いたブランディングムービーの開発及びインナー向けのキャラクター開発もブラビスで行いました。
ブランディングムービーは見た、すべての人に想いが伝わるよう、テキストやナレーションは入れず、視覚的に訴える構成に。マツオカがこれから未来へ向かって変化していく期待感が醸成されるようなムービーとなっています。
インナー向けキャラクターは、各国の従業員が一つになることを目的とし、世界中の従業員から愛されるようなキャラクターの開発を行いました。すでに社内ではキャラクターの運用が始まり、大きな反響を呼んでいます。
新たなコーポレートスローガンとビジュアルアイデンティティは、社内外に大きな反響を生み、グローバルに展開する企業としてのブランド基盤を強化する結果となりました。