PROJECT
130年変わることのない企業理念を持つ明治屋。不変の企業理念を、今の時代に合わせて再解釈するワークショップを実施。歴史の中で培ってきた価値観を、従業員一人ひとりが行動に落とし込むことことで、理念を体現することを目指しました。
明治屋MY製品をはじめ、ワインやウイスキー・パスタ等、ハイクオリティな商品を世界中から取り揃える老舗スーパーマーケット、明治屋。創業から約130年、変わることのない企業理念「いつも いちばん いいもの」の下、各種事業を展開していますが、理念が反映された行動を従業員一人ひとりができるよう、ブラビスは企業理念を再解釈する一連のワークショップをサポート。お飾りの理念ではなく、理念を活かし、行動変容を促すことで、従業員のベクトルをひとつにしていったのです。
ワークショップ開催にあたってブランド委員会を設置。メンバーは、各事業部から選ばれたクロスファンクショナルな構成に。事業部の垣根を超えることで、参加メンバーは、普段の業務より視座を高くした議論が可能になりました。「”いつも”とは何か指しているのか」「”いちばん”とは何を基準にしているのか」「”いいもの”とは誰にとってなのか」。そんな議論を数ヶ月・複数回にわたって繰り返すことで、徐々に言葉の解像度を上げていきました。
次に、再解釈した「いつも いちばん いいもの」に対し、それを実現するために、所属する事業部ではどのような行動をしていけばよいかを話し合い、行動指針を作成。企業理念が日々の業務に落とし込まれることで、行動が変わり、習慣が変わり、明治屋が築き上げてきた文化が継承される土壌を作ったのです。
また、ワークショップでは、社内イベントのアイデアも発案。朝会での理念唱和や社長とのランチ会など、社内に一体感をもたらし、企業理念を啓蒙していくための施策も委員会によって数多く実現されました。
ブラビスは数年に渡りワークショップの運営をサポートしましたが、最後は明治屋のみで自走できる状態に。メンバーを1年ごとに入れ替えながら委員会は継続。ただ社内に飾ってあるだけの企業理念ではなく、自らの行動を変える言葉として活用するために、多くの従業員が各種施策に参加しました。