
PROJECT







王子グループは、創業から150年を超える歴史を持ち、国内紙パルプ関連売上高で第1位、世界でも第5位を誇る、製紙業界をリードする企業です。
長年積み重ねてきた製紙事業に加え、新たな事業領域に積極的に取り組むことで企業として成長し、「森林資源に根付いた事業運営」「希望あふれる地球の未来に貢献する事業運営」を、グループ全体で一致団結して取り組んでいくために、王子グループ全体のブランドデザインを刷新することに。
新たなグローバルブランドマークおよびタグラインの策定にあたり、ブラビスがリブランディングプロジェクトを並走しました。







本プロジェクトで私たちが最も重視したのは、国内外問わず、王子グループの従業員の皆様にこのリブランディングを「自分ごと化」してもらうということでした。
新たなグローバルブランドマークやタグラインの策定プロセスは、すべてこの考えを軸に設計しています。
はじめに、国内各地から選抜されたグループ社員約100名の方々と、王子グループの原点と未来を見つめるワークショップを実施。王子グループが大切にしてきたDNAや提供価値に加え、現状のイメージとこれから目指す未来像、そして変化が必要な部分を丁寧に掘り下げました。さらに、定性調査や定量調査、社外取締役へのヒアリング、海外グループ会社での簡易ワークなども行い、現状のブランドイメージと未来像との間にあるギャップを抽出しました。
これらをもとに、グローバルブランドマークとタグラインの方向性を定めるコンセプトを策定。「これからの王子ホールディングス、そして王子グループにふさわしいブランドとは何か」をテーマに、クライアントとディスカッションを重ねました。
最終段階では、王子グループ全社員を対象にグローバルブランドマークとタグラインの社内公募を実施。国内外からたくさんのアイデアが集まり、それらをコンセプトに沿って選定・ブラッシュアップを重ね、最終形へと磨き上げました。選定の過程では従業員投票も行いました。
最終的に社内ワークショップから定性調査・定量調査、海外グループでの簡易ワーク、マーク・タグラインの公募、マークの投票に携わっていただいた人数は、国内外合わせのべ約15,000名と、多くのOJIグループの従業員と共にプロジェクトを進めることができました。
完成したグローバルブランドマークは、OJIの文字の奥に広大な森林や豊かな自然、澄み切った青空が広がるデザインです。「森林を健全に育て、その森林資源を活かした製品を創造し、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていく」という王子グループのパーパスや、企業としての成長性を表現しています。
森林資源を基盤とした持続可能な社会の実現を目指すという志を表現するため、これまでのブルーのイメージを刷新し、深いグリーンをメインのグローバルブランドカラーに設定。サブカラーとしてフレッシュなグリーンとブルーを採用し、3色で多様な個性が共に輝く柔軟性と、新たな時代への意志を象徴しています。
さらに、大きな円の一部を切り取ったような円弧を描くサポートグラフィック【GLOBAL ARC】には、「地球に生きる一員として、王子グループ全員が一丸となり企業活動に取り組む」という想いが込められています。このサポートグラフィックは、名刺や封筒などのコーポレートアイテムだけでなく統合報告書などにも使用され、王子グループのアイデンティティをより広く、深く表現する要素となっています。
タグラインの「Dedicated to Sustainability」は、これから王子グループが目指すサステナビリティへの貢献をストレートに表現したものです。
企業のブランディングは、ロゴマークやタグラインを作って終わりではありません。社内外問わず積極的に活用し、日々のコミュニケーションの中で息づかせていくことで、企業ブランドは育ち、成長していきます。そのためにも、一貫したメッセージを発信していくことが重要であることから、今回策定したグローバルブランドマーク、サポートグラフィック、タグラインの使用ルールを定める、日本語・英語版のブランドマニュアルを制作しました。
また、グローバルブランディングの一環として、国内約85社と海外約20社分の社名ロゴタイプも開発し、世界中のOJIグループのイメージが統一されるような仕組みづくりもしています。
世界中の王子グループが共通の理念のもとに、「森林資源に根付いた事業運営」「希望あふれる地球の未来に貢献する事業運営」を一体となって推進していくことを目指していきます。