白鶴酒造
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老舗日本酒メーカーの新たな象徴を生み出す

270年以上の歴史を持つ老舗の日本酒メーカー、白鶴酒造株式会社。手軽な価格帯の『まる』を中心に多種多様な日本酒をお客様に提供し、多くのファンから愛され続けています。日本酒は「水」「酒米」「技術」により品質が変わると言われていますが、白鶴酒造では自社で「白鶴錦(Hakutsurunishiki)」と呼ばれる酒米も開発。酒造りに対しての熱い想いと品質への飽くなき追求心を、その歴史の中で脈々と受け継ぎ、育んできた企業です。

そんな白鶴酒造の伝統の技と、新たな時代を先駆ける創造性が掛け合わさり生まれたのが、白鶴錦を使用した日本酒ブランド、「翔雲」です。ブラビスでは、翔雲のトータルブランディングを担い、ブランドコンセプトからブランドロゴ 、パッケージデザイン、さらにはブランドサイトやブランドムービー、営業で使用するリーフレットまで、戦略チームとクリエイティブチームが一体となり手がけました。

本プロジェクトが始まる際、まずは白鶴酒造とディスカッションを重ねながらブランドポートフォリオを整理。それぞれの製品がどのような想いで開発され、どのような価値を提供してきたのか等を丁寧にヒアリングし、製品ごとに差別化ができるよう整理を進めました。

その後、翔雲のブランディングを実施。パッケージデザインでは、白鶴錦が実る田園風景を薄墨で描きながら、翔雲の持つ美しく上質な品格を表現。下部から伸びる白い線ではそよぐ稲穂を表現し、さらに雄大な空に飛び交う鶴を描くことで、白鶴ならではのデザインへと仕上げています。ブランドロゴでは、水田が反射光を受けてきらりと光るイメージを表現する箔押しが施されています。また、ブランドサイトやブランドムービーは、複数の関係者にインタビューを行い、翔雲に対する確かなこだわりと揺るぎない覚悟を消費者へ伝えるコンテンツとしました。

翔雲ブランドのラインナップである、「白鶴 翔雲 純米大吟醸 自社栽培白鶴錦」及び「白鶴 翔雲 純米吟醸 白鶴錦」は、2022年に出品した国際品評会「2022年モンドセレクション」において、2年連続で金賞を受賞。活躍の場を世界へと広げており、本プロジェクトは白鶴酒造の新たな一歩を象徴するプロジェクトのひとつとなりました。